英語屋ホンポ、志を同じくする人に出会う

 
 
 

志を同じくする人: comrade

言霊: the power of words, uttering a thought breathes life 
https://en.wikipedia.org/wiki/Kotodama

 

先日、好青年に会いまして。
英語ユーザー倍増計画を実施中だそうです。

翻訳デバイスが発売され、もしかしたら同時通訳デバイスも出ようかと言う昨今ですが、英語を話して書ける人は絶対、絶対必要です。
 

例えば友人の経営学者が学会で発表を聞き、「そんなん、トヨタのカンバンシステムとどこがちゃうねん」と突っ込みいれたかったのにとっさに言葉が出てこない。懇親会で会話に入ることができない悔しさ。インタビューに行っても、英語が話せないと軽くあしらわれたりするのだとか。AIが発達するにつれ、もしかしたら学ぶ人口すら減ってしまうと思うのですが、では翻訳デバイスをもってインタビューをしたら誠心誠意答えてもらえるのでしょうか?いつか人間はその世界になれてしまうのかもしれません。

 

さりながら、精神論を振りかざすつもりはありませんが、自分の口から直に伝える方が、相手と自分の心がつながりやすいし、心の満足感が違うのではないかと想像します。大学で社会人講師していたころは、「ヘッドセットと付けて愛は語れないよ( ̄▽+ ̄*)」と学生に言っていました。

言葉は吐く息、吸う息のたまもの。言霊とは命ではないかとすら思います。最近は、機械でもシェークスピアの詩を書くことができるそう。でも、機械にできないことは心と心のふれあいから生まれる相乗的愛情であったり、喜びや悲しみ、そして命ではないかと思います。

英語屋ホンポ、恐ろしい英語に再会す

前にも見たことがある。

ううっ。こ、これはつらい。

某インド系IT企業からの翻訳依頼。

THOSE を関係代名詞として使う人々がいる。

未来系はすべて to 不定詞で表現されている。

述語が無いかったり、SVOCVO なんていう文章も散見する。

守秘義務があるのでもちろんここには原文をお見せすることはできませんし、自分でどうやって再現できるかも分かりません。例えば、こんな風。

Click ( ) button to activate XXX functions those enable YYY to switchover ____.
The screen to migrate to ____ and the popup to be  $$$$$. 

みたいな。短文はまだ良い方で、長文になるともうわけわかめ

ひー、怖いよ、怖いよ~。最後までできるんだろうか→私

 

英語屋ホンポ、そっと始めた社内通訳と顔の輪郭

何しろなまっている。大きな会議の通訳などとんでもない。学校に行って錆落としをするには時間が無いし、もっと別のことをしたい。翻訳の仕事も詰まっているし。

どこまでできるか分からない。そう思って、少人数の会議の通訳などを請け負ううちに、某マーケティング企業(オランダ資本)のオンサイトジョブを請け負いました。週に3日だけです。

 

普通の通訳者さんと違って、会議の事前に資料を頂けないばかりか、自力で全体を見渡します。マーケティング、保険、ITが混然一体となったこの職場で私のボキャブラリーも知識も不足している。3日目にして、「こんなできない私は首にしてください!」と上司に泣きつく羽目に。
・゚゚・(≧д≦)・゚゚・。

幸い、小さな会社さんなので、なんとか食らいついて新しい知識を吸収中です。初めてからほぼ半年がたちました。そうしたらですね、あーら不思議、顔の輪郭が変わってきたのです。
 

若返ったね、って某所で言われました。(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
そんなこともあるのね~。話す時間が長くなって頬っぺたの筋肉を使うからかも???
 

私は元々職人タイプじゃありませんです。翻訳は楽しい。知らない知識に触れ合える絶好の職業なのですが、残念ながら人との交流はあまりありません。小さな通訳をお引き受けするうちに気づいたのです。それは別件の小さな会議のこと。私の客先の会社さんは取引先の大手との縁が将に切れようとする会議でした。あとはいかに有利に展開するか、だけのやり取りです。Regionalのトップと日本支社の担当者が顔をそろえ、緊迫した中で、日本支社の担当者が私のお客様を馬鹿にし始めました。それはもう、ありえないほど。そこで私が間に立ちました。普通の通訳者はそんなことしないし、しちゃいけないことだと思います。「O社は存続の危機にあって、それでも長いお付き合いの御社には誠意を尽くして引き継ごうとされている。それを一言話すたびに冷笑されるのであれば、話し合いになりませんし、こちらとしても通訳のお役に立てません。」 それで、流れが変わりました。私のお客様側からはもちろん、相手先の皆さまにも高い評価を頂きました。仮にP社としましょうか。実はP社さんとO社さんの通訳は何度か引き受けており、N社あての手紙をそれは流麗に訳してくれたとして、評価は受けて頂いていました。P社がS社に買収されてから、私はS社さんにも評価を受けることになったのです。自慢?いいえ。私のようなWanna-Beにはこれがどれほど嬉しいことか。そう、私が得意なことはこう言うことじゃないかと気づいたのでした。

英語屋ホンポの次の向かう先は、AIを見据えて今のうちにあまり人が手を付けなさそうな分野を開拓することです。翻訳であり、通訳から離れることはありませんが、私の「楽しい」を事業化していこうと考えています。それは茨の道かもしれないのですが...

女性起業家研修を受講してみました

ある池袋の個人経営の葬儀社さんのお話。

飛び込みの営業をなさると言うので質問してみました。行く先は病院や老人ホーム。大概最初は断られる。で、だいたい1ヶ月に1回くらいの頻度で顔を売ってなんとか総務部長までたどり着く。そうすると、万が一の時に「葬儀社さんは定めておられますか?」と聞いてもらえるそうです。そうして、受付は24時間! 昨今の翻訳者のようではありませんか?!

ただ、それだけだと受け身になってしまうし、長期入院患者さんの場合、ご家族が葬儀社を決めておられるところが多いのだとか。なので、まず地元に密着するために、奥さんが盆踊りの婦人会に出たり、お年寄り用のサロンを開いてお年寄りネットワークを作るのだそうです。小規模葬儀社にできる葬儀を心がけ、ようやく軌道に乗ってきたとおっしゃいます。顧客満足度が高ければ口コミ力が高まります。


私、実は飛び込み営業したいと思っています。折れない心が必要ですね。こうしてBlogを書くこともFBに書き続けることも、どの起業した方々も推奨しておられました。まじめにやらにゃ、と思いました。年末までには事業計画書を書いて豊島区の産業育成展示会などに出展してみようと思っています。方向性は、一杯飲みながら英会話、です。うまくできるかなぁ。お酒屋さんのパートナー募集しないと (笑)

また、こういうところに顔を出すと、今後の私のライフワークにしようと思っていることにつながる出会いもありました。どうなるか分からないけれど、がんばろうっと。

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スポーツ放送に見る日本語と英語の違い

英語を勉強しているビギナー向け。

自分の日本語を直訳風にしてみると英語を考えやすいです。

ってありきたりですけどね。もう一つ。やっぱり映画(ビデオ、日英サブタイトル付き)やニュースなどお勧めします。日本語の字幕を見ながら聞くと日本語の発想と英語の発想の差が見えてきます。そこから何を吸い取るかと言うと、日本語からは発想しにくい英語表現を広い集める。そこから自分の日本語を構築すると良いと思われます。

少し前になりますけど、平昌オリンピックで羽生譲選手がSP終了後にオーサーコーチが "Amazing" と言って迎えると 、羽生選手は "Come back" と返しました。日本語訳は「ただいま」と出ていたようです。筆者はNHKの放送あまり見ません。日本人の解説がつまらないからです。なのでBBCとかCNBCとかYouTubeに上がったものを見ます。最近は見られなくなりましたけどね (笑)。今回はアイルランドに住んでいる友達が見せてくれたものから拾いました。この "Come back" をある日本のバライエティ番組で「用意した言葉だ」と言っていましたが、違いますね。うまく出来たらこれを言おうと思ったのではなく、オーサーコーチの "Amazing" に誘発されて自然に出てきた言葉です。ご本人に確認しないと分かりませんが、一連の流れとしてそう思われます。2か月彼はリンクから離れていた。数々の悔しさやもどかしさを乗り越え、リハビリと短い練習期間の出来栄えについて"Amazing"と仰ったのでしょう。この "Come back" は「復活を果たした」と言えます。「ただいま」はショーとして秀逸な訳だと思いますが、何か物足りないと私には思われました。次にそれを聞いたBBCの実況開設者は "Sure, he has come back." と言いました。とても重い come back です。これを一連のスキットとすると「ただいま」は無いなと思うのです。

少し前に戻りますが、話す前に「用意する」と言うのは英会話ビギナーレベルの発想だと思います。少なくとも私はそうでした(笑)。また、先に述べましたが、秀逸な訳であるために「用意した」雰囲気が出てしまうのかもしれません。でも、英会話ビギナーは秀逸な英語表現が少ないので「準備した」以上の発展ができないのがもどかしいところ。自分はどうやって克服したかと言うと、やっぱり準備してました。自然に受け答えができるまで定着させる感じです。水だけだと体に水分が定着しないように、英会話にも塩分が必要なんです。これはまた明日。




 

翻訳、ときどき通訳 - スケジューリング

スケジューリング難しいよなぁ。と、ぼやいてみる。
お客様にコミットしたい。
あまりお断りしたくない。
そしてダボハゼ受注をしてしまう。
燃え尽きる。
しばらくお休み。

いやいや、これじゃぁダメでしょう。適当ほどほど休まないと。

今日の英語
I overestimate my pysical and mental endurance. 
overestimate: 過信する


翻訳ときどき通訳 - 自営業者になったわけ、お客様へのバリュー

自営業者になったわけは、某社の「ワニ社長」の専横にありました。
あるお坊さんが「あんな、ちかちゃん。この人、生まれてくる時に心をお母さんのおなかにおいてきてしまわはってん」と仰せでした。

この人の秘書を経てR&Dの英語屋として、PMとして配属が決まり、楽しかったのですがプロジェクトが社長直轄だったのでやはり辛くなりました。自営業者になると言うことがどういうことかよく分からずに自営業者になりました。つまり、逃げを打ったのです。会社を変わっても私の世代は男女機会均等法から外れてキャリアが詰めていないことを考えると、自分の得意を仕事にしようと思ったのでした。でも、最近知己を得た同業者の方々の勉強量、ち密さには頭が下がります。私の至らなさを目の当たりにしました。

それでも何とか今日までやってこれたのは、素晴らしいお客様に恵まれたこと。長いお付き合いのお客様を得ました。その後いろいろあって取引が終わったところも、また新たな長いお付き合いが始まったところもあります。

長くお付き合いいただきたいと努力していること。それは締め切り。締め切りは落とさないことと、一時期、結婚したり離婚したりでやれなくなっていた儀式を復活させようとしていること。え? 見直しですよ、見直し。スケジュール的に完璧じゃないときもある。それでも、努力することだと思っています。推敲する時間が一番楽しいことを一生懸命思い出そうとしています。辛いことがあって推敲ができなくなったとき、私はお客様を失ったのです。金銭的に量をこなさなければと焦ったのです。だからこそ、あの楽しい時間を取り戻そうと思っています。それにはもう一度自分の働き方改革しないと。お客様に対してバリューを出すことが使命だから、もっと丁寧な仕事をしたいと思っています。

AIは津波となって押し寄せる日がくるかもしれませんが、それまではあの楽しい時間に浸ろうと思っています。

通訳も翻訳も日々精進 ⇒ 私

 

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再掲。五条天神さんの手水屋の鳳凰