スポーツ放送に見る日本語と英語の違い

英語を勉強しているビギナー向け。

自分の日本語を直訳風にしてみると英語を考えやすいです。

ってありきたりですけどね。もう一つ。やっぱり映画(ビデオ、日英サブタイトル付き)やニュースなどお勧めします。日本語の字幕を見ながら聞くと日本語の発想と英語の発想の差が見えてきます。そこから何を吸い取るかと言うと、日本語からは発想しにくい英語表現を広い集める。そこから自分の日本語を構築すると良いと思われます。

少し前になりますけど、平昌オリンピックで羽生譲選手がSP終了後にオーサーコーチが "Amazing" と言って迎えると 、羽生選手は "Come back" と返しました。日本語訳は「ただいま」と出ていたようです。筆者はNHKの放送あまり見ません。日本人の解説がつまらないからです。なのでBBCとかCNBCとかYouTubeに上がったものを見ます。最近は見られなくなりましたけどね (笑)。今回はアイルランドに住んでいる友達が見せてくれたものから拾いました。この "Come back" をある日本のバライエティ番組で「用意した言葉だ」と言っていましたが、違いますね。うまく出来たらこれを言おうと思ったのではなく、オーサーコーチの "Amazing" に誘発されて自然に出てきた言葉です。ご本人に確認しないと分かりませんが、一連の流れとしてそう思われます。2か月彼はリンクから離れていた。数々の悔しさやもどかしさを乗り越え、リハビリと短い練習期間の出来栄えについて"Amazing"と仰ったのでしょう。この "Come back" は「復活を果たした」と言えます。「ただいま」はショーとして秀逸な訳だと思いますが、何か物足りないと私には思われました。次にそれを聞いたBBCの実況開設者は "Sure, he has come back." と言いました。とても重い come back です。これを一連のスキットとすると「ただいま」は無いなと思うのです。

少し前に戻りますが、話す前に「用意する」と言うのは英会話ビギナーレベルの発想だと思います。少なくとも私はそうでした(笑)。また、先に述べましたが、秀逸な訳であるために「用意した」雰囲気が出てしまうのかもしれません。でも、英会話ビギナーは秀逸な英語表現が少ないので「準備した」以上の発展ができないのがもどかしいところ。自分はどうやって克服したかと言うと、やっぱり準備してました。自然に受け答えができるまで定着させる感じです。水だけだと体に水分が定着しないように、英会話にも塩分が必要なんです。これはまた明日。