英語屋ホンポ、フリーランス⇒ジプシー⇒定住分かれ道

Downsizing: 人員削減、経営合理化

Attrition: 退職、死亡などの自然減

※上記以外にも表現がありますので念のため。

 

ちょっと湿っぽい話で恐縮です。

英語屋ホンポ、フリーランス歴はかれこれ17年になろうとしています。その間にはコンサルタントの通訳や、翻訳の他に、折々に小さい会社さんに頼まれて通訳サービスを提供してきました。その中で一番つらいのが経営合理化や、新旧がぶつかり合う合弁後の会議などで呼ばれる場合です。一つのシステムが崩れ、安住の地から離れ、社員さん一人一人が大波に飲み込まれてしまう。労組の代表のおじさんに「ここからは訳さないでいい!!!!」と大声で怒鳴られたり、小さな会社さんが長年のお得意様から取引の終了を告げられる微妙な会議では、社長さんがパニックしていて人の声が耳に入らずに、一人で不安を話し続ける。別のところではCEOが人員削減を発表するや凍り付く社員さんの顔、顔、顔。

フリーランス業では大波、小波、ときに津波なんかがあって必ずしも一定していません。いわばジプシーのように仕事やお付き合いさせて頂くエージェントの間を流れていきます。もっとレベルの高い雲の上の人々には関係ないかもしれませんが、それでも少なからず世の中の経済や政治の影響は受けます。一番最初は9.11後だったかな。また、個人的に大きなストレスを抱え、お得意様を失ったこともありました。定職につくことはもはやありません。私の定職はフリーランスです。ただ、年を取ってくるとやはり何か一つ、これはと言うものを確立しておきたい。色々試行錯誤したり、まだうまく嵌りませんが、自分の楽しいをどう事業化していくか、定住への岐路に立っていると感じています。

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尾久珈琲。美味しいダッチコーヒーもいただけます。